Pythonがあれば、webサーバソフトウェアを追加することなくwebサーバを立ち上げることができる。
たいへん便利なのでメモしておく。

書式

Python 2.xの場合、以下のようにすると、「カレントディレクトリ」をwebサーバとして公開する。
ポートは8000。
つまりアドレスはhttp://<当該ホスト>:8000/となる。
なお、8000なので起動はスーパーユーザじゃなくても平気。

python -m SimpleHTTPServer

Python 3.xの場合。

python -m http.server

実行例

下記のようなindex.htmlを用意する。

$ cat ./index.html
it works!

pythonでwebサーバ起動。
2.7.6なので、python2の書式ですな。

$ python -V
Python 2.7.6

$ python -m SimpleHTTPServer
Serving HTTP on 0.0.0.0 port 8000 ...

w3mで繋いでみると。

$ w3m -no-proxy http://127.0.0.1:8000/
it works!

おお。
sockstatの結果は以下の通り。

$ sockstat -l4
USER     COMMAND    PID   FD PROTO  LOCAL ADDRESS         FOREIGN ADDRESS
vanilla  python2.7  69678 3  tcp4   *:8000                *:*
root     sshd       980   4  tcp4   *:22                  *:*