cal/ncalにはイースター(復活祭)を表示するオプションがある。
私はキリスト教徒ではないのですが、コマンドにこういったオプションが自然に入っていることに感銘したので記録する。
結論
ncal -e (西方教会向け)
ncal -o (東方教会向け)
- Linux(GNU cal)ならcal -e/cal -oでOK。
calコマンド
UNIXにはcalコマンドという、カレンダーを表示するコマンドがある。
手許のMacにもきちんと入っていて(MacなのでFreeBSD由来です)、実行してみると以下のように表示される。
$ cal
2月 2014
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復活祭とは
wikiがこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/復活祭
「復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。」ということなので、コンピュータに計算させるニーズは、それなりにあるというわけですな。
コマンド実行例
OS XやFreeBSDで復活祭の日付を表示させるには、calコマンドではできず、ncalコマンドを使う必要がある。
GNU calなら問題なし、つまり大半のLinuxでも問題なし。
ncalコマンドは、calコマンドにさらにレイアウトやオプションを追加したもの。
-e、つまりeaster、で復活祭の日付を表示する。
-o、つまりOrthodox(正教)での復活祭の日付を表示する。
$ ncal -e
4月 20 2014
$ ncal -o
4月 20 2014
東方、西方、同じようですな。
おわりに
マニュアルを見ると、calコマンドはAT&T UNIXのVersion 5で現れたとのこと。
1975年ごろ。
まさに神代である。
そして、そんな時代でターミナル上にカレンダーを豪快に表示させるという、ロックなコマンドが生まれてるんである。
「真面目にやれよ」とか怒られなかったんですかね。
そしていつごろか、そこに復活祭のような移動祝祭日を計算するオプションが入ってくる。
のびのびしているというか、融通無碍というか。
気持ちよくて、駄文を記した次第でございます。