<a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4166607235" class="asin"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31Q5WY6ztHL._SL75_.jpg" alt="生命保険のカラクリ (文春新書)" title="生命保険のカラクリ (文春新書)" class="asin" /></a>



保険のことなんてさっぱり分からなかったので、とてもためになった。



以下、メモ



保険は、保障の性質を持つものと、貯蓄の性質を持つものに分かれる。



保障は万が一に備えるもの。貯蓄は発生の確率が高い、将来の出費に備えるもの



 



保険商品は以下の三種類に分かれる。



 死亡保障(遺族保障)



 医療保障



 生存保障(貯蓄)



 死亡保障は、本人が死亡したときに保障が受けられる、生命保険の基本。



 医療保障は、病気やケガをしたときのもの。ただし公的保障でもかなりのエリアがカバーされる。



 生存保障は、将来の出費や、老後に備えるもの。貯蓄と考えれば、なにも保険でまかなう必要はない。現在の金利を考えると、長期間低利率で固定されてしまううえに、保険手数料が馬鹿にならないし、途中解約にペナルティがある。



 



 医療保障にはそれほどメリットはなく、また金利の低い現時点で生存保障にメリットは少ない。



 医療保障、死亡保障に生存保障(貯蓄性)を含めているものは要注意。



 とすれば、現時点では掛け捨ての死亡保障がよさそう。



完全生命表:厚生省が発表する年代ごと死亡率の一覧



標準生命表:アクチュアリー([http://www.actuaries.jp/index.html](http://www.actuaries.jp/index.html))が作成するもの。保険会社が積み立てておく準備金の算出に使用される。



生命保険会社は、死亡リスクを高めに見積もっている。



 



保険料は、割引を行ってはならない決まり(保険業法第300条)。リスクに応じた保険料を払うことになるので、「病気にならなかったら15万円ボーナス」などという宣伝文句を信用してはいけない。



 



保険料には、保険会社の運営手数料(付加保険料)が含まれている。



たいていの保険会社は付加保険料を開示していない。



手数料がいくらか分からないのに、貯蓄性のある商品を買うのは抵抗がある。






生命保険会社の利益



 死差益: 見込んでいた死亡リスクとの差分。これが多いと死亡リスクを高く見積もりすぎ



 利差益: 見込んでいた資産運用利回りの差分。低金利の今では真っ赤。



 費差益: 見込んでいたオペレーションコストの差分。



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