<a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4167717212" class="asin"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51OMk1OqlXL._SL75_.jpg" alt="大仏破壊―ビンラディン、9・11へのプレリュード (文春文庫)" title="大仏破壊―ビンラディン、9・11へのプレリュード (文春文庫)" class="asin" /></a>



タリバンはもともと若い神学生のグループで、アフガニスタンを救うという高い理想を掲げて立ち上がった、というのが驚きだった。



タリバンのリーダーであるオマルは、当初は木訥で誠実な青年だったのだが、アフガニスタンの宗教的指導者に就くのと前後して、どんどんと寛容性を失っていく。そして、最終的にはバーミヤンの石仏破壊を命ずるまでになる。



なにが彼と彼らをそこまで変えたのか。



この本でもいろいろと解説されているが、俺は「一番辛いときにはどの国も無視するが、仏像が破壊となるといきなり皆の注意が向く。」という彼らの指摘が辛いなと思った。