最近、数百円~千数百円で行けるような、アマチュアオーケストラのコンサートをよく聴きに行く。プロのオケとなると、何ヶ月も前に座席の埋まってしまうことが多いのだが、アマオケだとギリギリまで空いている事が多く、思い立ったらすぐ聴きに行ける気軽さがよい。
また、プロのオケのような技術は求められないけれども、アマチュアだからこその「俺は/私は音楽が好きなんだあ!」という勢いが感じられてとても良い。
それに、一概にプロのオケとなると聞いたこともないような曲をプログラムしているが、アマオケはメジャーな曲ばかりでその点も良い。
プロオケもメジャーどころを演奏することもあるが、大抵は速攻でチケットが売りきれる。
そんなわけで、週末に特に予定のないときは、コンサートホールの日程をツラツラ眺めて好きな曲がプログラムされているアマオケの演奏会があれば聴きに行っている。
通常のオケのコンサートといえば3曲で、軽めの曲が二つに最後が交響曲というのがパターンだ。
ラストの交響曲にはもちろん最高の演奏者を揃えてくるが(ただし曲が要求する楽器編成にもよる)、最初の二曲はそうでもないことが多い。大学オーケストラの場合は、大学あたりから楽器を始めた者など、経験の浅い演奏者の比率が高くなったりする。それは特に一曲あたり2人~数人しか出演できない管楽器に顕著だ。
結果として、前2曲では、演奏が途中で止まりそうになるなどアクシデントが多発する。とてもとても手に汗を握る。下手なアクション映画よりハラハラする。指揮者の心中を察してしまう。
かと思うと、テクニックそっちのけで勢いだけでグイグイと曲を引っ張ったりする。
絶対に退屈しない。
アマチュアオーケストラは絶対におすすめだ。