<a target="_blank" href="http://mixi.jp/view_diary.pl?id=122060582&owner_id=993047">友人(mixi)</a>が石垣島に行っているそうな。
しかも数回目らしい。羨ましい。
かくいう俺も高校生のころ石垣、西表島に行ったことがある。
飛行機から降りた瞬間、日本本土とは違った亜熱帯の気候に、同じ日本とは思えないと驚いたものだ。
沖縄にはニライカナイという伝承がある。はるか海の果てにある楽園のことだ。
沖縄にとっては、沖縄の外のどこかにニライカナイがあるのだろうが、本州から来た自分たちにとっては、八重山こそニライカナイであった。
南国特有の日差しの強さや、熱帯の色鮮やかな花々と海、土地の方の優しさが、そう思わせるのだが、三線の響きに悲しい響きがあると感じてしまうのはなぜだろうか。
当時の旅行でガイドをしてくださった方は、片腕が無かった。
ガイドの方に「戦争の話を、聞かせてください」と聞いてしまったのは、幼いゆえの無遠慮であったが、それでもガイドは「大きくなったら、教えてあげる」と優しく答えてくださった。
ニライカナイにはこんな話もある。
そこに行った人は、この世にこんな楽園があるのだろうかと思う。
そして当然、また来てみたいと思うのだが、果たして二度と行くことが出来ないのだと言う。
あれから何年も経って、俺は「大きくなった」のだが、結局八重山には行けないでいる。