本日はLinux, FreeBSDのお話。
Linuxの認定試験も終わったので、勉強のため古いノートPCに入れていたFedoraをさっぱり消した。
短い間だったが、Fedoraに対しては、新しい技術を取り込むのに貪欲なLinuxの中にあっても、特に急進的な印象を受けた。
技術をRedHatに実装する前に、とりあえずFedoraでやってみるとか、そういう意味合いがあるとかないとか、その辺はよく知らない。
とにかく、何か調べ物があってインターネットを渉猟しても、Fedoraが新しすぎて役に立たない事が何度かあった。
逆に、大手ベンダーが配布しているバイナリがそのまま使えるという、Linuxであることの恩恵を身いっぱいに享受できたのは幸せだった。
FreeBSDを使っていた頃は、わざわざLinuxエミュレーション上で各種プログラムを動かしていたから、なんだか複雑な気分になった。
で、空いた古いノートPCに何を入れるか、であるが、Solaris i386はさすがにキツイので、FreeBSDを入れることにした。
知らない間に6.0-RELEASEが出ていたので、ちょっとウキウキしながら試す。
Floppyで起動してネットワークインストール可能なのが嬉しい。特に古いPCにあっては。
Fedora Core 4は起動ディスクがCDかDVDのみ(USBストレージもあったかな)に限られる。
そしてあろうことか、ネットワークインストールの際には、プロキシ経由が不可だった。
このせいで、会社の古いPCをサーバにしたくて、Fedoraのインストールを試みたのだが叶わず、仕方なくその辺に転がっていた付録CDからVineを入れた。俺はどうもブドウのマークを受け付けないので、いつかTurbo, Suse, Gentooあたりに変えてやりたい。
それはさておき、FreeBSDの、愛嬌の「あ」の字も感じられない殺伐としたインストールメニューからネットワークインストールを始める。
…が、どうも上手く行かない。
結論から言うと6.0-RELEASEのバグが原因だった。ガックリ。
FreeBSD bugs list <freebsd-bugs@freebsd.org>で報告があった。
kern/87114 [xl] xl0 : watchdog timeout on 6.0 (regression)
kern/90441 [xl] xl driver watchdog timeout in 3Com 3c575B Fast Et
症状としては、NICに3Com 3c575を使用した場合において、下記メッセージがコンソールに表示され、ネットワークが異常に遅くなる。
xl0: watchdog timeout
5.4-RELEASE以前は問題なく動いていたそうなので、6.0-RELEASEに移る際に混入
したバグのようだ。
かといって、俺みたいな人間にはバグに対して何も出来ない。
家の中を探してみても、PCカードのNICなど今更どこにもない。
仕方ないので問題が解決されるまで5-STABLEを使うことにした。
ただ、現時点でこの部分に7件のバグがある。直してくれるか甚だ不安だ。
3Comとか、IntelのNICなら間違いないと大枚はたいて買ったのだが、地雷を踏んでしまったらしい。とほほ。